中高年 2011 4 29

 政府は、原子力発電所の事故を受けて、
一定の地域を避難地域としていますが、
厳しすぎると思います。
 もちろん、子供や「将来、子供を作る予定がある若者」は、
政府の基準を厳格に守るべきですが、
はたして、中高年の方にも厳格に当てはめるべきなのかと疑問を感じています。
 年老いてから、生まれ故郷を捨てるのは、
精神的なダメージが、かなり大きなものとなります。
 もちろん、被曝のリスクを考慮する必要がありますが、
異郷の地で、失意のまま残りの人生を送ることは、
精神的な拷問にも近いと思います。
年老いてから生まれ故郷を失うことは、生きがいを失うことに等しいでしょう。
 多くの人は、身体的な健康ばかり気にしますが、
精神的な健康を見落としています。
たとえ、身体的な健康を確保できたとしても、
精神的な健康を全面的に失えば、それは「人生の死」と言えるのです。
 政府は、中高年の方に対しては、基準を緩和し、
リスクを十分に説明し、それでも故郷に帰りたいと言うならば、
希望をかなえてあげるべきだと思います。




















































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